精選版 日本国語大辞典 「頼母子・憑子」の意味・読み・例文・類語
たのもし【頼母子・憑子】
〘名〙 (形容詞「たのもしい(頼)」から)
① 金銭の融通を目的とした民間互助組織。一定の期日ごとに講の成員があらかじめ定めた額の掛金を出し、所定の金額の取得者を抽選や入れ札などで決め、全員が取得し終わるまで続けるもの。鎌倉時代に成立し、江戸時代に普及した。明治以降、農村を中心として広く行なわれた。頼母子無尽。無尽講。頼母子講。
※異本紫明抄(1252‐67)一一「〈伊勢物語、知影集云〉武蔵国いるまの郡みよしのの里の人狩するとてはたのもしをして狩也」
② 頼母子の組合。
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