頼真(読み)らいしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「頼真」の解説

頼真 らいしん

今昔物語集」などにみえる僧。
9歳で近江(おうみ)(滋賀県)金勝寺にはいる。法華経(ほけきょう)をよく暗誦,理解したが,弁舌さわやかでなく,つねに口をもぐもぐさせて人々にわらわれた。比叡山(ひえいざん)中堂にこもって前世では法華経をはこんだ牛であったことを知り,70歳までに6万部の経をとなえたとつたえる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android