風帆（読み）フウハン

デジタル大辞泉

ふう‐はん【風帆】

風をはらんでふくれた帆。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ふう‐はん【風帆】

〘名〙

① 風をうけてふくらんだ帆。また、その船。

※文華秀麗集（818）下・江上船「風帆遠没虚無裡、疑是仙査欲上天〈嵯峨天皇〉」

※金刀比羅本保元（1220頃か）中「終に一葉の風帆(フウハン)を飛し」 〔趙冬曦‐奉和張燕公早霽南楼詩〕

② 「ふうはんせん（風帆船）」の略。

※船税規則（1871）「風帆は同断金拾両宛、税金年々可取立事」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【風帆】ふうはん

風をはらむ帆。宋・王禹〔黄州竹楼記〕江山の外、第(た)だ風沙鳥、雲竹樹を見るのみ。其の酒力め、歇(や)むを待ち、夕陽をり、素をふ。亦た居(たくきよ)の(しようがい)なり。

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出典　平凡社「普及版 字通」