颯声(読み)サッセイ

デジタル大辞泉 「颯声」の意味・読み・例文・類語

さっ‐せい【×颯声】

さっと風が吹く音。
「―耳をすますところに」〈太平記・二七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「颯声」の意味・読み・例文・類語

さっ‐せい【颯声】

〘名〙 風のさっさっと吹く音。風がさあっと吹く音。また、襲い迫ってくるような声。
※太平記(14C後)二七「律雅調べ冷(すさま)じく、颯声(サッセイ)耳を清(す)ます処に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android