飛来(読み)ひらい

精選版 日本国語大辞典 「飛来」の意味・読み・例文・類語

ひ‐らい【飛来】

〘名〙 とんでくること。〔文明本節用集(室町中)〕
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉刊行日記「電報飛来して故山伯父訃音を伝ふ」 〔古楽府‐豔歌何嘗行〕

とび‐きた・る【飛来】

〘自ラ四〙 とんで来る。また、いそいで走って来る。
※観智院本三宝絵(984)上「鹿足王空より飛ひ来りて須陁广王を取て去りぬ」 〔劉希夷‐代悲白頭翁詩〕

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デジタル大辞泉 「飛来」の意味・読み・例文・類語

ひ‐らい【飛来】

[名](スル)飛んで来ること。「ハクチョウ飛来する」
[類語]飛ぶ翔る飛行飛翔滑空天翔あまがけ高翔こうしょうする滑翔かっしょうする舞う到来伝来渡来外来舶来舶載訪れ舞い立つ舞い上がる舞い降りる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「飛来」の読み・字形・画数・意味

【飛来】ひらい

飛んでくる。宋・成大〔鄂州南楼〕詩 誰か、玉笛を將(もつ)て、中秋を弄す 鶴、飛び來(きた)つて、游を(し)らん

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