飛級(読み)トビキュウ

デジタル大辞泉 「飛級」の意味・読み・例文・類語

とび‐きゅう〔‐キフ〕【飛(び)級】

[名](スル)進級進学の際に、成績の特に優秀である者が例外的に学年課程を飛びこえて進級すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飛級」の意味・読み・例文・類語

とび‐きゅう ‥キフ【飛級】

〘名〙 学校で進級する際、成績の非常に優れた者が学年や過程をとびこして上に進むこと。特に、高校三年を終了しない生徒の大学入学を認める制度をいう。
硝酸銀(1966)〈藤枝静男〉六「一年から三年へ、三年から五年へ、というふうに跳び級をした」

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世界大百科事典(旧版)内の飛級の言及

【英才教育】より

…しかし,狭義には,前者を〈英才教育〉と呼ぶ場合が多い。また学校教育においては,知能指数(IQ)120~130以上の知的優秀児に対して,飛級などの累進進級法acceleration(rapid promotion)やカリキュラム拡充法enrichment of curriculum,能力別クラス編成などの方法を採用することにより,義務教育の段階から優秀児の知的能力を開発する試みが,ドイツ,フランス,アメリカなどで行われている。また,日本においては,太平洋戦争開始後,日本の戦力増強という国家目的のために,科学者を養成するための英才教育計画が試みられ,1944年広島高等師範付属中学,45年東京高等師範付属中学に〈特別科学教育学級〉が設置された。…

※「飛級」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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