食時（読み）しょくじ

精選版 日本国語大辞典

しょく‐じ【食時】

〘名〙

① 食事をする時間。食事どき。

※本朝文粋（1060頃）三・漏尅〈都良香〉「食時之期忽過、顧_二淮南_一而有_レ恥」 〔漢書‐淮南王安伝〕

② 食事に費やすほどの時間。わずかの時間。〔任昉‐斉意陵文宣王行状〕

③ 辰(たつ)の刻の異称。

※続日本後紀‐承和一〇年（843）四月己未「楯列陵守等言。去月十八日食時」

じき‐じ【食時】

〘名〙 食事をする時。めしどき。食事どき。

※浄業和讚（995‐1335）中「すなはち食時(ジキジ)になりぬれば、本土へかへりて飯食(ぼんじき)す」

け‐どき【食時】

〘名〙 食事の時刻。食事どき。

※平家（１３Ｃ前）八「いかが、けどきにおはいたるに、さてはあるべき」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しょく‐じ【食時】

１ 食事をする時間。食事どき。時分どき。
２ 辰たつの刻の異称。

出典　小学館

普及版 字通

【食時】しよくじ

食事をする時間。しばらくの間。〔三国志、呉、呂伝〕、手づから枹鼓(ふうこ)を執り、士卒皆踊して自ら升(のぼ)り、時にして之れを破る。

字通「食」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」