食言(読み)ショクゲン

デジタル大辞泉 「食言」の意味・読み・例文・類語

しょく‐げん【食言】

[名](スル)《一度口から出した言葉を、また口に入れてしまう意》前に言ったことと違うことを言ったりしたりすること。約束を破ること。「食言して野党糾弾を受ける」「食言行為」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「食言」の意味・読み・例文・類語

しょく‐げん【食言】

〘名〙 (一度口から出したことばをまた口に入れるの意) 前に言ったことばと違ったことを言うこと。約束を破ること。うそをつくこと。
小右記‐長和三年(1014)一二月四日「事皆正実、不食言
太平記(14C後)二六「君子は食言(ショクゲン)せず。約の堅き事金石の如し」 〔書経‐湯誓〕

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普及版 字通 「食言」の読み・字形・画数・意味

【食言】しよくげん

前言をひるがえす。うそをいう。約をたがえる。〔左伝、哀二十五年〕(魯)、~五梧に宴す。武伯、(杯)を爲し、(公の従者)郭重を惡(そし)りて曰く、何ぞ肥えたるやと。~曰く、是れ言多し。能く肥ゆること無(なか)らんやと。

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