飢饉・饑饉(読み)ききん

精選版 日本国語大辞典 「飢饉・饑饉」の意味・読み・例文・類語

き‐きん【飢饉・饑饉】

〘名〙 農作物のできが、非常に悪く、食糧が欠乏すること。また、比喩的に、特定の必要な物質が非常に不足することにもいう。飢荒(きこう)
続日本紀‐霊亀元年(715)一〇月乙卯「秋稼若罷、多致饑饉
随筆・折たく柴の記(1716頃)下「米穀の価年々に高くなりて、古の飢饉など申せし時の価よりも猶増加はれども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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