飯南町(読み)いいなんちよう

日本歴史地名大系 「飯南町」の解説

飯南町
いいなんちよう

面積:七六・三五平方キロ

飯南郡の東部を占める。北は一志郡美杉みすぎ村・嬉野うれしの町、東は松阪市・多気たき勢和せいわ村、南は多気大台おおだい町・宮川みやがわ村、西は飯高いいたか町に接する。東西九キロ、南北一〇キロの周囲を山に囲まれた農山村で、町域の西から東へ櫛田くしだ川が流れ、それに沿って和歌山街道が通り、現在国道一六六号となっている。かつての初瀬(伊勢)本街道・和歌山別街道は国道三六八号となり、舟戸ふなと渡はさくら橋が架かり、桜峠とともに花の名所として知られている。

飯南町
いいなんちよう

2005年1月1日:飯石郡頓原町赤来町合併
【頓原町】島根県:飯石郡
【赤来町】島根県:飯石郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「飯南町」の意味・わかりやすい解説

飯南〔町〕
いいなん

島根県中東部,中国山地山間にある町。神戸川が中央部を北流し,南で広島県に接する。 2005年頓原町と赤来町が合体出雲国石見国備後国にまたがる中国山地の要衝として発展。たたら製鉄の産地としても知られた。町域の大部分山林で,和牛飼育が盛ん。北東部の頓原温泉は炭酸泉として知られ,中西部の神戸川には発電用の来島ダムがある。中東部には琴引山,北東部の広島県境には大万木山 (おおよろぎさん) ,北西部には三瓶山 (さんべさん) があり,付近一帯は大山隠岐国立公園に属する。国道 54号線,184号線が通じる。面積 242.88km2人口 4577(2020)。

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