飯島町(読み)いいじままち

日本歴史地名大系 「飯島町」の解説

飯島町
いいじままち

面積:九二・五二平方キロ

上伊那郡の南部に位置し、その大部分が天竜川右岸(西側)にあり、大字日曾利ひつそりのみ左岸(東側)にある。西は木曾山脈で、南駒みなみこまヶ岳に源を発し東に流れる中田切なかたぎり川や与田切よたぎり川のつくった複合扇状地が緩やかな傾斜で東に延び、扇端は天竜川に削られて氾濫原となっている。北は中田切川や天竜川を隔てて駒ヶ根こまがね市に接し、東から南は中川なかがわ村に、南は下伊那郡松川まつかわ町に接している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「飯島町」の意味・わかりやすい解説

飯島〔町〕
いいじま

長野県南部,伊那盆地のほぼ中央にある町。 1954年町制。 56年七久保村と合体。中心集落の飯島は三州街道宿場町として発達。江戸時代には陣屋がおかれ,明治初期には伊那県県庁があった。天竜川右岸の段丘上では米作果樹栽培が行われる。三州街道 (国道 153号線) に沿って JR飯田線が走り,町域の一部は中央アルプス県立自然公園に属する。面積 86.96km2人口 9004(2020)。

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