飽差(読み)ホウサ

デジタル大辞泉 「飽差」の意味・読み・例文・類語

ほう‐さ〔ハウ‐〕【飽差】

ある気温における空気中の飽和水蒸気圧と、実際に含まれる水蒸気圧との差。水分の乾きやすさの指標となる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「飽差」の意味・わかりやすい解説

飽差
ほうさ
saturation deficit

同じ気温における空気中の飽和水蒸気圧と,実際に含まれている水蒸気圧との差。

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世界大百科事典(旧版)内の飽差の言及

【湿度】より

…ただし,飽和蒸気圧は気温のほかに,空気の接触面が水面であるか氷面であるかによっても異なるので,低温時の湿度の測定の場合はこのことにも注意する必要がある。飽和状態からの隔りを表す方法としては,飽和蒸気圧と水蒸気圧の差を用い,これを飽差と呼んでいる。このほか,温度と露点温度との差を露点温度差または湿数と呼ぶこともある。…

※「飽差」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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