館林[市](読み)たてばやし

百科事典マイペディア 「館林[市]」の意味・わかりやすい解説

館林[市]【たてばやし】

群馬県南東部の市。1954年市制。利根川渡良瀬川の間にあり,低湿地には湖沼点在。中心市街は16世紀半ば館林城が築城され,榊原徳川,松平氏らが居城して城下町として発達。東武鉄道伊勢崎・佐野・小泉各線の分岐点で,地方経済の中心をなす。館林紬(つむぎ)の産で知られたが,1972年東北自動車道が開通し,工業団地が造成され,電気機器,金属,食品,一般機器工業などが盛んである。農村部では米作のほか,畜産,キュウリナスなどの施設園芸が盛ん。文福茶釜で有名な茂林(もりん)寺,ツツジの名所つつじヶ岡(名勝)がある。東日本大震災で,市内において被害が発生。60.97km2。7万8608人(2010)。
→関連項目天明

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