首巻(読み)しゅかん

精選版 日本国語大辞典 「首巻」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐かん ‥クヮン【首巻】

〘名〙
① 数冊からなる書物のはじめの巻。第一巻。
※随筆・文会雑記(1782)三「品字箋は〈略〉首巻にて字を引やうの法を立てあり、と元献語れり」
② 書物または巻物のはじめの部分巻首巻頭
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五「三日の中にゼ、レイ、ヲフ、ゼ、ラストミンストレルと云る書の首巻の詩を作り」

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デジタル大辞泉 「首巻」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐かん〔‐クワン〕【首巻】

全集など数巻からなる書物の、最初の巻。初巻。第1巻。⇔終巻
書物や巻物の初めの部分。巻頭。巻首。
[類語]巻頭

くび‐まき【首巻(き)/×頸巻(き)】

マフラー 冬》
[類語]襟巻きマフラー

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「首巻」の意味・わかりやすい解説

首巻
くびまき

マフラー」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の首巻の言及

【襟巻】より

…寒さを防ぐためや装飾として首,肩の回りに巻くものの総称。首巻ともいうが,いわゆる肩掛けとの区別も定かでなく,一般には同義に用いられる。西欧で15世紀に,女性が顔の下部を覆った四角の白布をマフラーと呼んだ。…

※「首巻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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