首枷(読み)クビカシ

デジタル大辞泉 「首枷」の意味・読み・例文・類語

くび‐かし【首×枷/××枷】

くびかせ」に同じ。
「行くほどに縄の鎖につながれて思へばかなし手枷てかし―」〈聞書集〉

くび‐かせ【首×枷/××枷】

罪人の首にはめてからだの自由を束縛する刑具。くびかし。
足手まといになって、自由を束縛するもの。きずな。くびっかせ。「子は三界の―」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「首枷」の意味・わかりやすい解説

首枷【くびかせ】

盤枷,鉗(かなぎ)とも。首にかけた枷。刑具の一種対称に丸い半円をあけた2枚の板を首に当てて合わせるものや鉄製首輪など。古くは《日本書紀》に枷(くびかし)と見え,明治初期まで用いられた。→
→関連項目戒具刑具

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android