首領(読み)シュリョウ

デジタル大辞泉 「首領」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐りょう〔‐リヤウ〕【首領】

一つ仲間の長。かしら頭目親分多く悪党に対していう。「盗賊首領
[類語]ちょうおさかしらトップ大将主将闇将軍親方親分親玉棟梁頭目ボスドン

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精選版 日本国語大辞典 「首領」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐りょう ‥リャウ【首領】

〘名〙
① くび。かしら。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)一〇「さなくは打ころされてくびをも人にとられうずに、首領を保て無為に死して地に没すると云ふ心也」 〔春秋左伝‐隠公三年〕
② 人のかしらに立つもの。おさ。頭目(とうもく)主領現代では悪人仲間の長についていうことが多い。
曾我物語(南北朝頃)五「其功を賞じて、范蠡をば、万戸のしゅれうになさんとし給ひしか共、范蠡、かつて祿をうけず」
※俳諧・落日庵句集(1780頃か)「盗人の首領哥よむけふの月」 〔隋書‐郭栄伝〕

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普及版 字通 「首領」の読み・字形・画数・意味

【首領】しゆりよう(りやう)

首。また、頭目。〔隋書、郭栄伝〕煬(やうだい)位にき、~後數、黔安(けんあん)の首領田羅駒、江を阻(はば)みて亂を作(な)す。夷陵郡の民夷、應ずる多し。榮に詔して、ちて之れをらげしむ。

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