香久山村(読み)かぐやまむら

日本歴史地名大系 「香久山村」の解説

香久山村
かぐやまむら

[現在地名]橿原市戒外かいげ

天香久あめのかぐ山東南麓の村。近世文書は戒下とも書く。「西国名所図会」に香久山興善寺文殊もんじゆ院は持統天皇行宮跡とある。宝徳二年(一四五〇)九月一一日、大乗院経覚方一揆の衆徒豊田頼英・小泉重栄・古市胤仙らが当地で評定し(経覚私要鈔)、「二条宴乗記」天正二年(一五七四)三月二日条に「天晴。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の香久山村の言及

【桜井[市]】より

…奈良県中北部,奈良盆地南東部の市。1956年桜井町に大福,香久山の2村を編入,市制。人口6万3225(1995)。旧桜井町は初瀬川の谷口に位置し,古くから初瀬谷,宇陀山地,竜門山地を後背地として発展した市場町であった。1893年桜井~高田間に鉄道(現,JR桜井線)が開通し,大阪への鉄道輸送が可能となったことから,山地からの木材の集散地として注目をあび,特に第2次世界大戦後に飛躍的な発展を遂げた。今日も桜井市は製材業,木工業など,木材関係の事業所数が総事業所数の約半分を占めている。…

※「香久山村」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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