香匙(読み)キョウジ

デジタル大辞泉 「香匙」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じ〔キヤウ‐〕【香×匙】

こうをすくうさじこうすくい。

こう‐すくい〔カウすくひ〕【香×匙】

香をすくうためのさじ。きょうじ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「香匙」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じ キャウ‥【香匙】

〘名〙 香道具一つ。香をすくいとる匙(さじ)。こうさじ。〔庭訓往来(1394‐1428頃)〕
随筆貞丈雑記(1784頃)八「香箸(かうばし)は上古はなし、上古は薫物ばかり用ひし故、香匙(キャウジ)を用し也」

こう‐すくい カウすくひ【香匙】

〘名〙 香をすくい盛るさじ。きょうじ。
※書言字考節用集(1717)七「香匙 カウスクヒ(出波)」

こう‐さじ カウ‥【香匙】

〘名〙 香道具の一つ。香をすくい取るのに用いる匙。きょうじ。こうじ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の香匙の言及

【香道具】より

…長さ5寸7分~6寸。(d)香匙(さじ) 唐木の柄に銀の匙を付けてある。香木を扱う。…

※「香匙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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