馬廠沿遺跡(読み)ばしょうえんいせき(英語表記)Ma-chang-yan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「馬廠沿遺跡」の意味・わかりやすい解説

馬廠沿遺跡
ばしょうえんいせき
Ma-chang-yan

中国青海省楽都県馬廠沿いにある彩陶遺跡。西寧河と大通河合流点の南にある墓地で,1924年にスウェーデンの考古学者 J.アンダーソン助手が発見し,細頸双耳壺,鉢や特色ある口径の大きい双耳壺などを採集した。アンダーソンはこの式の遺物を出す遺跡が発見されることを想定して馬廠期の名称を与え,標準遺跡とした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android