馬良(読み)ば りょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「馬良」の解説

馬良 ば-りょう

1840-1939 清(しん)(中国)の外交官
道光20年生まれ。伝道生活ののち耶蘇(ヤソ)会を退会李鴻章(り-こうしょう)の命をうけて,明治14年(1881)来日。神戸領事,長崎領事,駐日公使館参与となる。38年清国留学生取り締まり事件対処のために再来日。辛亥(しんがい)革命後は北京大学校長。1939年11月4日死去。100歳。本名は馬建常。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「馬良」の意味・わかりやすい解説

馬良
ばりょう
Ma Liang

[生]道光29(1849)
[没]1939.11.4. ランソン
中国の教育家,政治家。江蘇省鎮江の人。本名は馬建常。字は相伯。馬建忠の兄。震旦学院 (のちの震旦大学) ,復旦公学 (のちの復旦大学) を創設し,北京大学の校長をつとめ,また,外交官としても活躍した。著書は『国民煥心鏡』 (1918) ,『致知浅説』 (26) など。

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