馬車鉄道（読み）バシャテツドウ

デジタル大辞泉

ばしゃ‐てつどう〔‐テツダウ〕【馬車鉄道】

⇒鉄道馬車

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ばしゃ‐てつどう ‥テツダウ【馬車鉄道】

〘名〙 馬車を軌道に走らせて、旅客や貨物を輸送する鉄道。鉄道馬車。

※東京日日新聞‐明治一四年（1881）八月二二日「今度下谷辺まで馬車鉄道の布設になるに付き」

出典　精選版 日本国語大辞典

山川 日本史小辞典 改訂新版

馬車鉄道
ばしゃてつどう

鉄道馬車とも。軌道上を走る馬車。法令上は軌道として扱われ，1890年(明治23)制定の軌道条例の適用をうけた。最初の馬車鉄道は，82年6月日本橋―新橋間に開業した東京馬車鉄道。西欧では蒸気鉄道の実用化以前に最初の鉄道として現れたが，日本では蒸気鉄道の開業後，都市交通機関あるいは地域社会の貨客輸送手段として普及。福島・群馬・栃木・埼玉・山梨・静岡・福岡・佐賀の各県に集中している。明治末期には電車の敷設で衰退した。

出典　山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」

日本大百科全書(ニッポニカ)

馬車鉄道
ばしゃてつどう

→鉄道馬車

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

旺文社日本史事典 三訂版

馬車鉄道
ばしゃてつどう

⇨ 鉄道馬車

出典　旺文社日本史事典 三訂版