馬養島(読み)ばようとう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「馬養島」の意味・わかりやすい解説

馬養島
ばようとう / マヤント

北朝鮮、咸鏡(かんきょう)南道烽燧(ほうすい)半島東方の1.4キロメートルにある島。面積約7平方キロメートル。本土とは幅1.8キロメートルの海峡を隔てて向かい合っている。島の最高地点は179メートルの大峰で、東西の長さ5.5キロメートル、南北2.8キロメートルである。島はおおむね粘土で覆われ、よく肥え、畑作が行われている。島の北側は湾が発達し、東方と南側には岩礁が散在している。メンタイスケトウダラ漁業根拠地である。

[魚 塘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の馬養島の言及

【新浦】より

…朝鮮民主主義人民共和国,咸鏡南道の日本海沿岸にある都市。前面の海上に浮かぶ馬養島が外海からの風波をさえぎり天然の良港を有する。ニシン,スケトウダラなどを主とする日本海漁業の開発とともに都市化が進み,1960年には市制がしかれ,大型冷凍工場,缶詰,造船工業など関連産業が発達し,共和国の中心的な水産業基地となっている。…

※「馬養島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android