駆込訴(読み)かけこみうったえ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「駆込訴」の意味・わかりやすい解説

駆込訴
かけこみうったえ

駆込願ともいう。江戸時代越訴 (おっそ) の一つ通常裁判上手続を経ず,直接評定所奉行所幕府有力者領主やその重臣屋敷に駆込んで訴えること。厳禁されていたから,訴人は罰せられたが,訴願の趣によっては調査が行われた。 (→駕籠訴〈かごそ〉 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android