骨柄(読み)こつがら

精選版 日本国語大辞典 「骨柄」の意味・読み・例文・類語

こつ‐がら【骨柄】

〘名〙
① からだの骨組。からだつき。骨格体格事柄(ことがら)。〔運歩色葉(1548)〕
※浄瑠璃・日本振袖始(1718)一「馬の背も撓(たは)む斗の御こつがら」
容貌。顔だち。風采。事柄(ことがら)
※高野本平家(13C前)一二「髪のかかり姿骨柄誠にあてに美しく」
人柄。人品。事柄(ことがら)
※源平盛衰記(14C前)三三「一人の娘あり。〈略〉みめ・こつがら尋常也」
謡曲八島(1430頃)「名のり給ひしおん骨柄、あっぱれ大将やと見えし」
[補注]平家物語古写本で「ことがら」とあるものが後に「こつがら」と改められていることなどから、「ことがら」が本来の形で、それから語形変化したのが、「こつがら」とする説がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「骨柄」の意味・読み・例文・類語

こつ‐がら【骨柄】

骨組み。からだつき。
人柄。風采。「人品骨柄いやしからぬ人物」
[類語]骨格骨組み筋骨きんこつ筋骨すじぼね形骸

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