高井時茂(読み)たかい ときもち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高井時茂」の解説

高井時茂 たかい-ときもち

?-1277 鎌倉時代の武士
高井重茂(しげもち)の子。宝治(ほうじ)元年三浦氏の乱で兄実茂父子の討ち死に後出家して道円と号する。母の津村尼から相模(さがみ)鎌倉南深沢郷と越後(えちご)(新潟県)奥山荘地頭職(しき)をゆずられた。子孫は三浦和田を称した。建治(けんじ)3年11月28日死去。通称は兵衛三郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「高井時茂」の解説

高井時茂

没年:建治3.11.28(1277.12.24)
生年:生年不詳
鎌倉中期の武士。相模国(神奈川県)の出身。和田重茂と和田宗実の娘の子。相模国南深沢郷と越後国奥山荘の地頭。法名は道円。3人の孫に所領を譲与した一連譲状は惣領制研究の素材として著名。<参考文献>『中条家文書』『三浦和田氏文書』

(高橋秀樹)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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