高取山(読み)たかとりやま

日本歴史地名大系 「高取山」の解説

高取山
たかとりやま

標高五八三・九メートル。高取町東南隅にあり、高取川の源。別名鷹鞭たかむち(大和志)山頂高生たかばね神社(現在は大字清水谷)高取城があった。タカトリ鷹取・竹取とも書き、「詞林采葉抄」に「竹取翁ノ旧跡アリ、今ノ世ニ竹取たかとりノ城トテオトロオトロシク聞シ是也」とみえる。「続南行雑録」所収の「祐園記抄」永正八年(一五一一)七月条に越智家教が「タカトリ山ノ城」に逃れたという記事があるが、近世では元禄年間(一六八八―一七〇四)の売券に高取村の名をみる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高取山」の意味・わかりやすい解説

高取山
たかとりやま

奈良県中部,竜門山地西部にある山。標高 583m。山頂付近に,南北朝時代,越智氏築城に成る高取城跡 (史跡) があり,山腹にかけて天守閣跡などの遺構が残っている。山麓に近世城下町として発展した高取町土佐がある。西側山腹には浄瑠璃歌舞伎の『壺坂霊験記』で有名な壺坂寺 (正称南法華寺) がある。

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事典・日本の観光資源 「高取山」の解説

高取山

(兵庫県神戸市長田区)
新・こうべ花の名所50選指定の観光名所。

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