高唱(読み)こうしょう

精選版 日本国語大辞典 「高唱」の意味・読み・例文・類語

こう‐しょう カウシャウ【高唱】

〘名〙
① 大きな声でうたったりよみあげたりすること。高い調子でうたうこと。また、そのうたごえ。〔文明本節用集(室町中)〕
小学教則(1872)「其語を盤上に記し訓読を高唱し生徒一同之に準誦せしめ」 〔陸機‐演連珠五十首・其二三〕
② 声を大きくしてとなえること。大いに主張すること。
※再び阿部次郎氏に(1922)〈竹内仁〉五「現代にとって特に必要なのは、この精神の高唱ではなくして」
相手詩文を敬っていう語。
※蕉堅藁(1403)次韻栢樹心「欲拙語高唱、一詠時号万竅風」

たか‐どなえ ‥どなへ【高唱】

〘名〙 取引相場で、相場の気配が良く、高値が出るとうわさされること。〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「高唱」の意味・読み・例文・類語

こう‐しょう〔カウシヤウ〕【高唱】

[名](スル)
大きな声で歌うこと。声高らかに唱えること。「万歳高唱する」
声を大きくして主張すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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