高宮晋(読み)たかみや すすむ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高宮晋」の解説

高宮晋 たかみや-すすむ

1908-1986 昭和時代の経営学者。
明治41年6月6日生まれ。昭和20年母校東京帝大の教授,のち一橋大,上智大教授,産業能率大学長を歴任。アメリカ型経営学の研究にとりくみ,組織学会会長,日本経営学会理事などをつとめた。昭和61年5月12日死去。77歳。大分県出身。著作に「企業集中論」「経営組織論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の高宮晋の言及

【経営学】より

…他方,ドイツ経営学の基礎のうえにアメリカ経営学の問題意識を接合させた研究が馬場敬治や藻利重隆によって進められ,これらが第2次大戦後に引き継がれた。 戦後はさまざまの経路を経てアメリカの経営手法が日本に紹介されたが,経営学もこの影響を受け,人間関係論などアメリカ経営学の諸理論の研究が盛んになり,高宮晋,山城章らを中心に日本の現実の企業経営の近代化ないし合理化に直接間接の貢献をした。理論面では,バーナードとサイモンを引き継いだ近代組織理論が日本の経営学にしだいに受け入れられて,今日に引き継がれている。…

※「高宮晋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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