高度別大気汚染調査(読み)こうどべつたいきおせんちょうさ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高度別大気汚染調査」の意味・わかりやすい解説

高度別大気汚染調査
こうどべつたいきおせんちょうさ

汚染物質の発生源の分布,その拡散状態などを推定する資料を得るため,高度別に大気汚染度を調べること。大気汚染物質地上からの高度によってその濃度が違う。またその違い方は汚染物質によっても異なり,気象条件によっても異なる。高いビルや塔,バルーンヘリコプタなどで調査が行われ,逆転層との関係,気流との関係などが明らかにされる。このほか硫黄酸化物,オキシダント浮遊粉塵の調査が高度別に行われ報告されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android