高朗(読み)コウロウ

デジタル大辞泉 「高朗」の意味・読み・例文・類語

こう‐ろう〔カウラウ〕【高朗】

[名・形動]気高く、明朗なこと。また、そのさま。
「玄白も、良沢の―な熱烈な気持に接して居ると」〈菊池寛蘭学事始

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高朗」の意味・読み・例文・類語

こう‐ろう カウラウ【高朗】

〘形動ナリ・タリ〙 高らかでほがらかなさま。また、高くすきとおるさま。
権記‐寛弘八年(1011)一〇月一六日「此親王雖少年、只以加冠此威儀、進退中度、其礼畢之音甚以高朗」
※蘭学事始(1921)〈菊池寛〉「玄白も良沢の高朗な熱烈な気持に接して居ると」 〔詩経大雅・既酔〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「高朗」の読み・字形・画数・意味

【高朗】こうろう(かうらう)

高く明らか。〔詩、大雅、既酔〕昭にして融たるり 高にしてりを令(よ)くす

字通「高」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android