高畑勲(読み)タカハタイサオ

デジタル大辞泉 「高畑勲」の意味・読み・例文・類語

たかはた‐いさお〔‐いさを〕【高畑勲】

[1935~2018]アニメーション作家。三重の生まれ。はじめテレビアニメを演出監督、のちアニメ映画の脚本・監督を手がける。「風の谷のナウシカ」など、宮崎駿はやお監督作品のプロデュースでも知られる。監督作品は「火垂ほたるの墓」「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高畑勲」の解説

高畑勲 たかはた-いさお

1935- 昭和後期-平成時代のアニメーション作家。
昭和10年10月29日生まれ。昭和34年東映動画に入社,43年「太陽の王子ホルスの大冒険」で評価をうける。のちフリーとなってテレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」などを監督,映画「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「ホーホケキョ となりの山田くん」などを演出。プロデュース作品に宮崎駿(はやお)監督の「風の谷のナウシカ」など。平成21年ロカルノ国際映画祭名誉豹(ひょう)賞。25年14年ぶりに長編アニメ「かぐや姫の物語」を発表。26年フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で名誉功労賞。27年フランス芸術文化勲章オフィシエを受章。三重県出身。東大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「高畑勲」の解説

高畑勲

アニメーション映画監督、演出家。スタジオジブリ所属。1935年10月29日、三重県生まれ。東京大学卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)に入社。同僚の宮崎駿と共にAプロダクションを経てズイヨー映像へ移籍し、テレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」などの演出・監督を担当する。その後、宮崎監督のアニメ映画「風の谷のナウシカ」のプロデューサーを務め、共にスタジオジブリの設立に参加。映画「天空の城ラピュタ」の製作に携わった後、「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「かぐや姫の物語」などの監督作品を発表している。長年にわたる映画界への功績が評価され、2009年にスイスのロカルノ国際映画祭で名誉豹賞を、14年にフランスのアヌシー国際アニメ映画祭で名誉クリスタル賞を受賞した。

(2014-6-16)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android