高荷(読み)タカニ

デジタル大辞泉 「高荷」の意味・読み・例文・類語

たか‐に【高荷】

馬の背などに高く積み上げた荷物
江戸時代、木綿反物などを高く積み重ねて背負い、市中を売り歩いた者。また、その荷。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高荷」の意味・読み・例文・類語

たか‐に【高荷】

〘名〙
① 高く積み上げた荷物。
謡曲烏帽子折(1480頃)「高荷どもを集め東へ下らうずる」
② 江戸時代、木綿反物などを一丈(約三メートル)ほどの高さに積み重ねて背負い、江戸市中などに売り歩いた者。また、その荷。
談義本当世下手談義(1752)三「木綿売の高荷(タカニ)程な、事々敷笈を負ひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android