高踏的(読み)こうとうてき

精選版 日本国語大辞典 「高踏的」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐てき カウタフ‥【高踏的】

〘形動〙 俗世間を離れて、孤高を保っているさま。転じて、ひとりよがりでおたかく構えているさま。
国民思想(1893)〈北村透谷〉七「吾人は実に地平線的思考の重んずべきを知ると雖所謂高踏的思想なるものの一日も国民に欠くべからざるを信ずるものなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「高踏的」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐てき〔カウタフ‐〕【高踏的】

[形動]
世俗を離れて気高く身を保っているさま。「高踏的文学
独りよがりにお高くとまっているさま。
[類語]高尚上品気高い典雅崇高高邁高遠超然超俗孤高脱俗俗離れ浮世離れ世間離れ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android