鬢長(読み)びんなが

精選版 日本国語大辞典 「鬢長」の意味・読み・例文・類語

びん‐なが【鬢長】

〘名〙 スズキ目サバ科の海産魚小形マグロで、体長一メートルくらいになる。胸びれが第二背びれの後端に達するほど長いところからの名。背方は青黒色で腹方は銀白色世界暖海に広く分布するが、日本海にはまれ。外洋表層魚。肉は赤みが少なく日本では喜ばれないが冷凍にして多量に輸出。和名ビンナガまたはビンナガマグロ。びんちょう。とんぼしび。かんたろう。《季・冬》 〔物類称呼(1775)〕

びん‐ちょう ‥チャウ【鬢長】

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デジタル大辞泉 「鬢長」の意味・読み・例文・類語

びん‐なが【×鬢長】

サバ科の海水魚。マグロの一種で、全長約1メートルと小形。胸びれが著しく長い。世界の温帯海に分布。主に缶詰材料とされる。とんぼしび。びんながまぐろ。びんちょう。 冬》
[類語]黒鮪本鮪めじめじ鮪目撥めばち黄肌きはだ南鮪インド鮪梶木かじき

びん‐ちょう〔‐チヤウ〕【×鬢長】

びんなが(鬢長)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鬢長」の解説

鬢長 (ビンナガ)

学名Thunnus alalunga
動物。サバ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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