鬱懐(読み)うっかい

精選版 日本国語大辞典 「鬱懐」の意味・読み・例文・類語

うっ‐かい ‥クヮイ【鬱懐】

〘名〙 はればれしない心。ふさぎむすぼれる気持
追記(鎌倉初)「範俊僧正門流之輩抱欝懐之条非其由
抒情詩(1897)独歩吟〈国木田独歩〉序「新体詩を得ていささか此鬱懐をのぶるに足りつつあり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「鬱懐」の意味・読み・例文・類語

うっ‐かい〔‐クワイ〕【鬱懐】

心配ごとなどで晴れ晴れとしない思い。
「胸のうちの、寂しさとムシャクシャした―とを」〈菊池寛・俊寛〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android