鬼祭(読み)オニマツリ

デジタル大辞泉 「鬼祭」の意味・読み・例文・類語

おに‐まつり【鬼祭(り)】

修正会しゅしょうえ節分などに行われる行事。鬼が降伏・退散する追儺ついな形式が一般的。鬼会おにえ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鬼祭」の意味・読み・例文・類語

おに‐まつり【鬼祭】

〘名〙 節分の追儺(ついな)と同様の儀式を、寺院または神社の祭礼行事として行なうもの。正月の例が多く、あるいは四月八月の祭礼時に行なうものもある。

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世界大百科事典(旧版)内の鬼祭の言及

【鬼】より

…追儺式の鬼追いの儀式は修正会(しゆしようえ)にとり入れられ,竜天(りようてん),毘沙門天とともに舞を舞い,竜天や参詣人に追いはらわれることで悪魔ばらいが完了し,吉祥を生ずる行事となっている。現在,愛知県豊橋市の神明社や岡崎市の滝山(たきさん)寺などに伝承されている鬼祭は,追儺の形式をとった修正会の行事と田楽・田遊(たあそび)などの行事が結びついたものである。滝山寺の旧正月7日の鬼祭は,火祭とも呼ばれ,田遊の後に鬼の面をかぶった3人(祖父面・祖母面・孫鬼)が,数十人の松明を持った若者と共に本殿の縁側を踊りまわる。…

※「鬼祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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