魅力(読み)みりょく

精選版 日本国語大辞典 「魅力」の意味・読み・例文・類語

み‐りょく【魅力】

〘名〙 人の心をひきつけ夢中にさせる力。
※秘密(1911)〈谷崎潤一郎〉「如何にも生き生きとした妖女の魅力に気圧されて」
[語誌](1)「魅━」の語構成である「人の心を引きつける」という意味の「魅力」「魅了」「魅惑」といった語は、いずれも日本で作られた語である。
(2)このような「魅━」という和製漢語が作成された背景には、明治時代後半から大正時代にかけて、「あるものの力に引きつけられて、そのとりこになる」という意味の「見入る」を「魅入る」と表記するようになったこと、「魅する」という漢語サ変動詞が江戸時代に定着していたことが考えられる。

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デジタル大辞泉 「魅力」の意味・読み・例文・類語

み‐りょく【魅力】

人の心をひきつけて夢中にさせる力。「魅力のある人柄」「魅力的な笑顔
[類語]信用売り強み長所特長見どころ取り柄美点身上持ち味特色特質特性本領売り物真価真骨頂真面目本調子セールスポイントチャームポイントストロングポイントメリット

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普及版 字通 「魅力」の読み・字形・画数・意味

【魅力】みりよく

人を引きつける力。

字通「魅」の項目を見る

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