魚子織・斜子織(読み)ななこおり

精選版 日本国語大辞典 「魚子織・斜子織」の意味・読み・例文・類語

ななこ‐おり【魚子織・斜子織】

〘名〙 絹織物一種。経(たていと)、緯(よこいと)ともに二本以上の織り糸をひきそろえて織り、こまかい方形の織り目が魚の卵のようにつぶだって見える。地合が厚く、主として男子紋付羽織や帯にする。ななこ。
※俳諧・富士石(1679)三「露をまく草の袂(たもと)七子織〈調珉子〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android