鳥見山(読み)トミヤマ

デジタル大辞泉 「鳥見山」の意味・読み・例文・類語

とみ‐やま【鳥見山】

奈良県桜井市外山とびにある山。神武天皇が皇祖天神を祭ったところという。標高245メートル。
奈良県桜井・宇陀両市の境にある山。標高735メートル。

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精選版 日本国語大辞典 「鳥見山」の意味・読み・例文・類語

とみ‐やま【鳥見山】

[一] 奈良県桜井市外山(とび)にある山。昭和一四年(一九三九文部省が鳥見山霊畤(とみのやまのまつりのにわ)の地と決定した所。標高二四五メートル。
[二] 奈良県宇陀郡榛原(はいばら)町の西北境にある山。標高七四〇メートル。

とみ‐の‐やま【鳥見山】

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日本歴史地名大系 「鳥見山」の解説

鳥見山
とみやま

竜門りゆうもん山地西北にあり標高二四五メートル。粟原おうはら川の浸食によって分離された孤立丘陵で奈良盆地に接する。「日本書紀」神武天皇四年二月条に「霊畤まつりのにはを鳥見山の中に立て」とみえるが、「大和志」は大字外山とびから東方の現宇陀郡榛原はいばら町大字萩原はぎはらにかけての一帯を「上古総号鳥見山」とし、榛原町と桜井市との境界にも標高七四〇メートルの鳥見山がある。

鳥見山
とみやま

かいひら(八二二・〇メートル)南西にあり、現桜井市と榛原町の境界をなす。標高七四〇メートル。「日本書紀」神武天皇四年二月条に「乃ち霊畤まつりのにはを鳥見山の中に立てて、其地を号けて、上小野の榛原・下小野の榛原と曰ふ。用て皇祖天神を祭りたまふ」とあるのは、榛原町大字萩原はぎはら付近といわれ、山の南側中腹に「鳥見山中霊畤跡」と刻む石碑が立てられている。

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