鳶人足(読み)トビニンソク

デジタル大辞泉 「鳶人足」の意味・読み・例文・類語

とび‐にんそく【×鳶人足】

鳶の者。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鳶人足」の意味・読み・例文・類語

とび‐にんそく【鳶人足】

〘名〙 =とび(鳶)の者随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鳶人足の言及

【鳶】より

…建築や土木作業で足場の組立てなど雑務を行う者。鳶職,鳶の者,鳶人足,仕事師ともいう。トビという職名は,彼らが鳶口または鳶と称する樫棒の先に鋼鉄製の鉤(かぎ)をつけた道具を携行することに由来する。…

【火消】より


[火消人足]
 町火消は町奉行配下の火消人足改の与力・同心が指揮したが,経費はすべて各町が負担した。最初は店(たな)火消ともよばれたように,店借や奉公人が人足として出たが,当時の消火法は,火の手のあがっている家を押しつぶしたり,風下にあたる家を破壊して延焼を防ぐというような破壊消防が主であったから,実際には鳶(とび)人足()のような専門家以外ほとんど役だたなかった。そのため,18世紀末ごろには町火消の主体は鳶人足に移り,1787年(天明7)町奉行所は鳶人足の数を厳守すれば,店人足は大火以外差し出さずともよいと改めた。…

※「鳶人足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android