鵐目(読み)シトドメ

デジタル大辞泉 「鵐目」の意味・読み・例文・類語

しとど‐め【×鵐目】

《形が鵐の目に似ているところから》金属・革・木などの製品にあけた穴の縁を飾る金具。刀のさや栗形和琴わごんそうその他器物のひも通しの穴の縁などに用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鵐目」の意味・読み・例文・類語

しとど‐め【鵐目】

〘名〙 (古くは「しととめ」) (形が鵐の目に似ているところから) 金属、革、木などの製品にあけた穴のふちを飾る覆輪(ふくりん)。刀の鞘(さや)の栗形(くりかた)、あるいは、和琴(わごん)、箏(そう)などに用いる。〔文明本節用集(室町中)〕
仮名草子仁勢物語(1639‐40頃)下「身も鞘もとりあへず、しとど目添へて戻しけり」

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