鵜ノ段(読み)うのだん

世界大百科事典(旧版)内の鵜ノ段の言及

【鵜飼】より

…老人は,実は自分はすでに死んで地獄に落ちている者だと打ち明け,殺生禁断の場所で鵜を使ったのが見つかり,川に沈めて殺されたのだと物語る。そして罪滅ぼしのためにといって,生前そのままに鵜飼いをして見せるが(〈鵜ノ段〉),やがて闇の中へ消え去る。僧が小石に法華経の文字を記して弔うと,地獄の鬼が現れ,一僧一宿の功徳と法華の力で老人は成仏したと告げ,この経を賛美する(〈ロンギ〉)。…

※「鵜ノ段」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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