鶉の床(読み)ウズラノトコ

デジタル大辞泉 「鶉の床」の意味・読み・例文・類語

うずら‐の‐とこ〔うづら‐〕【×鶉の床】

ウズラす所。野宿すること、また、むさくるしい寝所のたとえ。
「風はらふ―は夜寒にて月影さびし深草の里」〈新千載・秋上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鶉の床」の意味・読み・例文・類語

うずら【鶉】 の 床(とこ)

① 鶉の臥(ふ)す床。草むらのこと。《季・秋》
※月清集(1204頃)百首「深草やうづらのとこはあとたえて春の里とふ鶯のこゑ」
② むさくるしい寝床。旅の仮り寝などにいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android