鷹司冬教(読み)たかつかさ ふゆのり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鷹司冬教」の解説

鷹司冬教 たかつかさ-ふゆのり

1305-1337 鎌倉-南北朝時代公卿(くぎょう)。
嘉元(かげん)3年生まれ。鷹司基忠の子。鷹司冬平養子。元徳元年従一位。2年関白となるが,正慶(しょうきょう)2=元弘(げんこう)3年後醍醐(ごだいご)天皇により関白を停止された。後円光院前関白とよばれる。建武(けんむ)4=延元2年1月26日死去。33歳。著作に「光厳院御即位記」。

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朝日日本歴史人物事典 「鷹司冬教」の解説

鷹司冬教

没年:建武4/延元2.1.26(1337.2.27)
生年:嘉元3(1305)
鎌倉末・南北朝期の公卿。関白左大臣従一位。後円光院と号す。関白鷹司基忠の3男で,母は藤原経平の娘。兄冬平の養子として家督を継いだが,冬平の子師平を養子として家督を譲った。

(秋山喜代子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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