精選版 日本国語大辞典 「麗麗」の意味・読み・例文・類語 れい‐れい【麗麗】 〘形動タリ〙① うるわしくきわ立っているさま。※浄瑠璃・頼光跡目論(1661‐73頃)四「病ふと申も邪気の業、其濁れるを払はんには昌々のれいれいたるに若くはなし」② 明らかなさま。はっきりとしたさま。※浄瑠璃・三荘太夫五人嬢(1727)道行「お前も妾も先立つとも、魂はれいれいと、二人の夫の影身に添ひ」③ 人目に立つさま。派手なさま。飾りたてたさま。※坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉三「只麗々と蕎麦の名前をかいて張り付けたねだん付け丈は」 れいれい‐し・い【麗麗】 〘形口〙 れいれいし 〘形シク〙 ことさらに目立つ様子である。人目につくように派手に飾りたてている。おおげさである。※田舎教師(1909)〈田山花袋〉四〇「前の三ケ条を麗麗(レイレイ)しく掲げた」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報