麝香牛(読み)ジャコウウシ

デジタル大辞泉 「麝香牛」の意味・読み・例文・類語

じゃこう‐うし〔ジヤカウ‐〕【×麝香牛】

ウシ科の哺乳類一見、小形の野牛に似るが、分類上はカモシカ近い交尾期の雄は顔の臭腺から麝香に似たにおいを出す。アラスカ・カナダ北部からグリーンランドにかけてのツンドラ地帯にすむ。

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精選版 日本国語大辞典 「麝香牛」の意味・読み・例文・類語

じゃこう‐うし ジャカウ‥【麝香牛】

〘名〙 ウシ科の哺乳類。ふつうのウシより小形で肩高一・二~一・四メートル。ウシよりも、むしろヤギ、ヒツジ類に近い。雄の眼下腺はとくに交尾期に発達し、強い麝香臭を発する。体毛暗褐色で長くたれる。角は外下方に曲がり、ついで上方に曲がる。北アメリカ北極地方分布麝香羊。〔生物学語彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「麝香牛」の解説

麝香牛 (ジャコウウシ)

学名Ovibos moschatus
動物。ウシ科の動物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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