麝香草(読み)ジャコウソウ

デジタル大辞泉 「麝香草」の意味・読み・例文・類語

じゃこう‐そう〔ジヤカウサウ〕【×麝香草】

シソ科多年草山地木陰に生え、茎は高さ0.6~1メートル。晩夏数個の淡紅紫色の花を開く。茎や葉に強い香りがある。 秋》「ただ細くみち天に入る―/楸邨

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「麝香草」の意味・読み・例文・類語

じゃこう‐そう ジャカウサウ【麝香草】

〘名〙
① シソ科の多年草。北海道・本州四国の山地の樹陰に生える。高さ六〇~九〇センチメートル。全体に芳香がある。葉は対生し、短柄があり、葉身は長さ一〇~二〇センチメートルの長楕円形、先はとがり基部は耳形で縁に粗い鋸歯がある。初秋上部葉腋に淡紅紫色か白色で長さ三~四センチメートルの筒状唇形花を数個ずつつける。《季・秋》 〔和漢三才図会(1712)〕
③ 植物「うまのすずくさ(馬鈴草)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「麝香草」の解説

麝香草 (ジャコウソウ)

学名Chelonopsis moschata
植物。シソ科の多年草

麝香草 (ジャコウソウ)

植物。ウマノスズクサ科のつる性多年草,薬用植物。ウマノスズクサ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android