黄土色（読み）おうどいろ

精選版 日本国語大辞典

おうど‐いろ ワウド‥【黄土色】

〘名〙 慣用色名の一つ。黄土に似た茶色みをおびた黄色。

※LIBER STUDIORUM（1930）〈寺田寅彦〉三「空は真青に、ビルディングの壁面は温かい黄土色に輝いて居る」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

おうど‐いろ〔ワウド‐〕【黄土色】

黄色がかった茶色。
[類語]黄色い・黄色・イエロー・クリーム色・山吹色・浅黄・黄み・飴あめ色・卵色・黄金こがね色・金色・黄色おうしょく

出典　小学館

色名がわかる辞典

おうどいろ【黄土色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「くすんだ赤みの黄」としている。一般に、赤みがかかった黄色のこと。黄色みがかった茶色ともいう。人類最古の顔料である黄土の色を表す。絵の具や壁の塗装などに用いられてきた。英名イエローオーカー（yellow ochre）、仏名オークルジョーヌ。中国の黄土高原など砂漠の土の色はもう少し薄い。

出典　講談社