黄玉(読み)オウギョク

デジタル大辞泉 「黄玉」の意味・読み・例文・類語

おう‐ぎょく〔ワウ‐〕【黄玉】

アルミニウム弗素ふっそを含む珪酸塩けいさんえん鉱物無色または黄色の透明な柱状結晶で、柱面に縦の条線がある。斜方晶系宝石とする。トパーズトッパーズ。こうぎょく。
[類語]宝石たまぎょく宝玉勾玉原石金剛石ダイヤモンド玻璃石英水晶クリスタルクオーツ紫水晶アメシスト瑪瑙猫目石キャッツアイエメラルド翠玉緑玉石トパーズオパール蛋白石トルコ石ターコイズガーネット柘榴石瑠璃鋼玉ルビーサファイア翡翠碧玉琥珀真珠パール

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精選版 日本国語大辞典 「黄玉」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぎょく クヮウ‥【黄玉】

〘名〙
① 黄色をした球形のもの。黄色い玉。
野分(1907)〈夏目漱石〉九「万顆の黄玉(クヮウギョク)一時に耀く紀の国から、偸み来た香りと思はれる」

おう‐ぎょく ワウ‥【黄玉】

〘名〙 斜方晶系の鉱物。宝石の一つ。透明でガラス状光沢があり、色は無色、ときに黄、青、紅色などを帯びる。トパーズ。こうぎょく。〔鉱物字彙(1890)〕

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化学辞典 第2版 「黄玉」の解説

黄玉
オウギョク
topaz

Al2F2SiO4.トパーズともいう.斜方晶系,空間群Pbnm,格子定数 a0 = 0.465,b0 = 0.880,c0 = 0.840 nm.単位胞中に4個の基本組成が入る.硬度8.密度3.49~3.57 g cm-3.無色の条痕ガラス光沢の透明な鉱物.色は無色ないし黄色で,宝石として利用される.なお,商品名としてのトパーズには,硬度7の黄水晶もあるので要注意

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改訂新版 世界大百科事典 「黄玉」の意味・わかりやすい解説

黄玉 (おうぎょく)

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百科事典マイペディア 「黄玉」の意味・わかりやすい解説

黄玉【おうぎょく】

トパーズ

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普及版 字通 「黄玉」の読み・字形・画数・意味

【黄玉】こうぎよく

黄の佩玉

字通「黄」の項目を見る

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「黄玉」の意味・わかりやすい解説

黄玉
おうぎょく

トパーズ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黄玉」の意味・わかりやすい解説

黄玉
おうぎょく

トパーズ」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の黄玉の言及

【トパーズ】より

…和名を黄玉という。鉱物の一種。…

※「黄玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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