精選版 日本国語大辞典 「黄金虫・金亀子」の意味・読み・例文・類語
こがね‐むし【黄金虫・金亀子】
〘名〙
① コガネムシ科の甲虫。体長二センチメートルたらず。卵形で光沢の強い金緑色、ときに銅赤色を帯びる。成虫は六~八月に発生し、ナラ、クヌギの葉を食害。幼虫も地中で農作物や樹木の根を食害し、ジムシ、ネキリムシとよばれる。日本各地に分布。《季・夏》
※御伽草子・こほろぎ草子(室町時代物語大成所収)(室町末)「小かねむし 山吹の色をあらそふ小金むし草木もなびく光り成けり」
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